2026年5月– date –
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渦運動の基本事項
粘性の効果―流体力学的インパルスは粘性で失われるのか?
問題の所在 渦運動を記述するうえで、流体力学的インパルスは重要な役割を持つ。具体的には、無限領域に局在した渦度場を考えるとき、通常の運動量は必ずしも合理的に定義できない問題があるため、渦度を用いて定義される以下の流体力学的インパルス $$\B{... -
渦運動の基本事項
粗密波の伝播速度と圧縮性の効果
問題の所在 流体力学において、運動量とインパルスの関係は一見すると奇妙な性質を示す。特に非圧縮性流体を無限領域で考えると、流体全体の運動量積分 $$\int \B{u}\,\diff V$$ は必ずしも通常の意味でよく定義されない。速度場が無限遠で十分速く減衰し... -
渦運動の基本事項
静止状態からの運動の衝撃的生成 ~流体インパルスを「力積」として理解する~
はじめに 渦運動の理論では、しばしば 流体力学体インパルス という量が現れる。三次元の非圧縮流体において、渦度 $\boldsymbol{\omega}$ が有限領域に局在している場合、流体インパルスは $$\boldsymbol{I} = \frac{1}{2} \int \boldsymbol{x}\times\bol... -
渦運動の基本事項
角運動量インパルスとは?
流体力学で「運動量」や「角運動量」を考えるとき、質点の力学や剛体の力学の論理をそのまま使えるとは限らない。特に、無限に広がる流体中に局在した渦を考える場合、速度場は遠方まで広がるため、単純な運動量積分や角運動量積分がうまく定義できないこ...
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